“ほれこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
惚込100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひげするんではない、吾身わがみいやしめるんだ、うすると先方むかうでは惚込ほれこんだと思ふから、お引取ひきとり値段ねだんをとる、其時そのとき買冠かひかぶりをしないやうに、掛物かけものきずけるんだ。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
紳士は十六ミリ映写機のなめらかなる廻転を賞し、その運動の美しさに惚込ほれこみ、自動車の車体の色彩に興味を覚え、エンジンの分解に一日をついやし、その運動に見惚みとれたりする。
夜がふけると、一層身に染みて、惚込ほれこんだ本は抱いて寝るといふ騒ぎ、頑固な家扶かふ嫉妬じんすけな旦那に中をせかれていらつしやる貴夫人令嬢方は、すべて此の秘伝であひゞきをなすつたらよからうと思ふ。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)