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ほうぶ
ふりがな文庫
“ほうぶ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
葬
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葬
(逆引き)
自分は閑静な
車輛
(
しゃりょう
)
のなかで、先年英国のエドワード帝を
葬
(
ほうぶ
)
った時、五千人の卒倒者を
出
(
いだ
)
した事などを思い出したりした。
初秋の一日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
とにかくこう云う訳で自分はいよいよとなって
出奔
(
しゅっぽん
)
したんだから、
固
(
もと
)
より生きながら
葬
(
ほうぶ
)
られる覚悟でもあり、また
自
(
みずか
)
ら葬ってしまう
了簡
(
りょうけん
)
でもあったが
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
シキへ
抛
(
ほう
)
り込まれるには若過ぎるよ。ここは人間の
屑
(
くず
)
が抛り込まれる所だ。全く人間の
墓所
(
はかしょ
)
だ。生きて
葬
(
ほうぶ
)
られる所だ。一度
踏
(
ふ
)
ん
込
(
ご
)
んだが最後、どんな立派な人間でも、出られっこのない
陥穽
(
おとしあな
)
だ。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
手足は自由に働いて、
閉
(
と
)
じ
籠
(
こ
)
められたような窮屈も覚えない上に、人目にかからん徳は十分ある。生きながら
葬
(
ほうぶ
)
られると云うのは全くこの事である。それが、その時の自分には唯一の理想であった。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ほうぶ(葬)の例文をもっと
(2作品)
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