“ふでた”の漢字の書き方と例文
語句割合
筆立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おちぶれてもおどっているなんて、のんきなものですね。」と、こちらのすみで、すずりと筆立ふでたてが、あちらの人形にんぎょう冷笑れいしょうしていました。
三つのお人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
つくえりふれの白木作しらきづくりに白天竺しろてんぢくをかけて、勸工塲くわんこうばものゝ筆立ふでたてに晋唐小楷しんとうしようかいの、栗鼠毛りつそもうの、ペンも洋刀ないふも一ツにれて、くびけたかめ水入みづいれに、赤墨汁あかいんきびんがおしなら
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
すみれはそこで、ざまし時計とけいや、きれいな表紙ひょうしのついている雑誌ざっしや、筆立ふでたてや、また、竹子たけこさんが、学校がっこう稽古けいこをなさるいろいろなほんなどをることができました。
つばきの下のすみれ (新字新仮名) / 小川未明(著)