“ひるい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
昼寝54.5%
比類27.3%
晝寢9.1%
悲涙9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さき蟹の音かき立つる竹のへり見のすがすがし昼寝ひるいさめゐる (五三頁)
文庫版『雀の卵』覚書 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
こゝには古代こだい美術びじゆつ歴史れきしかんするもの陳列ちんれつされてありますが、なかでもギリシヤの彫刻ちようこくだとか、アッシリアやエヂプトなどのふる品物しなものでは世界せかい比類ひるいのないほど立派りつぱなものがあつめられ
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
晝寢ひるいざめまだうつつなしながめゐてしらしら照りのをとこへしの花
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
晝寢ひるいざめ日の照る方にうち見やる往還のほこりとほくひもじさ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
私の望む所は、ただあの男を踏みにじり、彼の苦痛、彼の涙を見たいばかりです……あの鬼の様な男にも涙があるか……それを見とうございます。あの男の悲涙ひるい、あの男の絶望!
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)