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比類
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ひるい
ふりがな文庫
“
比類
(
ひるい
)” の例文
恋こそ奇妙なものである。それは時には人を喜びの頂点に持上げ、時には悲しみのどん底につきおとし、又時には、人に
比類
(
ひるい
)
なき強力を授けさえするのだ。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
こゝには
古代
(
こだい
)
の
美術
(
びじゆつ
)
や
歴史
(
れきし
)
に
關
(
かん
)
する
物
(
もの
)
が
陳列
(
ちんれつ
)
されてありますが、
中
(
なか
)
でもギリシヤの
彫刻
(
ちようこく
)
だとか、アッシリアやエヂプトなどの
古
(
ふる
)
い
品物
(
しなもの
)
では
世界
(
せかい
)
に
比類
(
ひるい
)
のない
程
(
ほど
)
の
立派
(
りつぱ
)
なものが
集
(
あつ
)
められ
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
音に聞くハンプトン・コートの
扇形
(
せんけい
)
迷路、ヴェルサイユ宮殿の方形迷路、なども、遠くこれには及ばず、
強
(
し
)
いて
比類
(
ひるい
)
を求めるならば、歴史家の雄大なる幻想として残っている
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“比類”の意味
《名詞》
比べるもの。比倫。
(出典:Wiktionary)
比
常用漢字
小5
部首:⽐
4画
類
常用漢字
小4
部首:⾴
18画
“比類”で始まる語句
比類稀