“ひとかき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一掻50.0%
一欠50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しりへよりみの毛をさはらす、熊又まへにすゝむ。又さはり又すゝんで熊つひには穴の口にいたる。これをまちかまへたる猟師れふしども手練しゆれん槍尖やりさきにかけて突留つきとむる。一槍ひとやりあやまつときは熊の一掻ひとかきに一めいうしなふ。
桜草をお職にした草花の泥鉢、春の野を一欠ひとかきかいて来たらしく無造作に荷を積んだのは帰り支度。かかとしりの片膝立。すべりとげた坊主頭へ縞目しまめの立った手拭てぬぐい向顱巻むこうはちまき
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)