“ひづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日着33.3%
33.3%
氷頭33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大山へは、夜立ちして十三里日着ひづきする。五円持て夜徹よどおし歩るき、眠たくなれば堂宮どうみやに寝て、唯一人富士に上って来る元気な若者もある。夏のいのちは日と水だ。照らねばならず、降らねばならぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
原罪のふとい映像にうち貫かれた両の眼に、みじろぎもなく、氷雪いちめんの深いひづみをたたえて秘かに空しくあれば、清浄といふ、己はもうあの心にも還る事はできないのだ。
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
みやことほきよりみつぎたれば塩引しほびきならん。頭骨かしらのほね澄徹すきとほるところを氷頭ひづとてなます也。子をはらゝごといふ、これをしほにしたるも美味びみ也。