“ばふん”の漢字の書き方と例文
語句割合
馬糞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けるいぬほふりて鮮血せんけつすゝること、うつくしくけるはな蹂躙じうりんすること、玲瓏れいろうたるつきむかうて馬糞ばふんなげうつことのごときは、はずしてるベきのみ。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
故に、氏郷はその若年時代には、柴田勝家の配下にあって、兵たちと、馬糞ばふんの中の陣生活をしていたこともあるのである。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駅の前の広場、といっても、石ころと馬糞ばふんとガタ馬車二台、さびしい広場に私と大久保とがかばんをさげてしょんぼり立った。
帰去来 (新字新仮名) / 太宰治(著)