“はなだいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハナダイロ
語句割合
縹色80.0%
深藍色10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅の若い女性にょしょうは、型摺かたずりの大様な美しい模様をおいたる物を襲うて居る。笠は、浅いへりに、深い縹色はなだいろの布が、うなじを隠すほどに、さがっていた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
深藍色はなだいろの大空にかかる月はまんまろの黄金色こがねいろであった。下は海辺の砂地に作られた西瓜すいか畑で、果てしもなき碧緑の中に十一二歳の少年がぽつりと一人立っている。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
それそれ俯向うつむいた頬骨ほおぼねがガッキととがって、あごくちばしのように三角なりに、口は耳まで真赤まっかに裂けて、色もはなだいろになって来た。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)