“しんらんしょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
深藍色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永代橋えいたいばしと、河口に近づくに従って、川の水は、著しく暖潮の深藍色しんらんしょくを交えながら、騒音と煙塵えんじんとにみちた空気の下に、白くただれた目をぎらぎらとブリキのように反射して
大川の水 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
……生れて初めて見る稲妻色の光りの束……底知れぬ深藍色しんらんしょくの反射……静かに燃え立つ血色のほのお……それは考える迄もなく、男爵未亡人の秘蔵の中でも一粒りのものでなければならなかった。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)