“はういつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
抱一50.0%
放逸37.5%
包一12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白猿はくゑん余光よくわう抱一はういつ不白ふはくなどのもとへも立入たちいるやうになり、香茶かうちや活花いけばなまで器用であはせ、つひ此人このひとたちの引立ひきたてにて茶道具屋ちやだうぐやとまでなり、口前くちまへひとつで諸家しよけ可愛かあいがられ
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
是等の者はすべて遊惰いうだ放逸はういつなる人間の悪習を満足せしむるが為に存するものなるか。もし然らんには、人生は是等のすべての美なくして成存することを得べし。
得意げに包一はういつがどうだの、應擧がどうだの、雅邦がどうだのと説明しても、そこの主人は感服して聽いてゐると思つたら間違ひ——話の途中をもかまはず、思ひ出した樣に番頭に聲をかけ
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)