“にげあし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逃足50.0%
遁足33.3%
逃脚16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと長吉ちようきちこゑをかくれば丑松うしまつ文次ぶんじそのの十餘人よにん方角はうがくをかへてばら/\と逃足にげあしはやく、うら露路ろぢにかゞむもるべし、口惜くやしいくやしい口惜くやしい口惜くやしい、長吉ちようきち文次ぶんじ丑松うしまつ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
形勢おだやかならず、源次は遁足にげあしを踏み、這身はいみになって、掻裂かきさくような手つきで、ちょいと出し、ちょいと引き、取戻そうとしては遣損やりそこない、目色を変えて
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
のら猫のずる逃脚にげあしと疑ひ深い心をもつやうになり、女房や女中が連れに行つても馴染みをれた卒気そつけないふうをした、僕はそんな猫なら打つちやつて置けと言つたが
鉄の死 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)