“なにがしけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何某家50.0%
某家50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子爵ししやく寵愛ちようあいよりもふかく、兩親おやなきいもと大切たいせつかぎりなければ、きがうへにもきをらみて、何某家なにがしけ奧方おくがたともをつけぬ十六の春風はるかぜ無慘むざん玉簾たますだれふきとほして此初櫻このはつざくらちりかヽりしそで
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その年もようやく暮れて、十二月半ばごろに突如として省作の縁談が起こった。隣村某家なにがしけへ婿養子になることにほぼまったのである。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)