“どせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呶声45.5%
怒声45.5%
土性9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すさまじいようなけんまくと呶声どせいにみんなびっくりして息をのんだ。
おれの女房 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
反対の方からは、雇人やといにんの一隊が、それというので駆けつける。これは茶碗がれた音に愕いたというよりも、旦那様の怒声どせいに対応して駆けつけたのであった。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ぼくらはそこの土性どせいもすっかりしらべた。水さえ来るならきっと将来しょうらい反当たんあたりごくまではとれるようにできると思う。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
今日は三年生は地質ちしつ土性どせいの実習だった。斉藤さいとう先生が先に立って女学校のうら洪積層こうせきそうだい泥岩でいがん露出ろしゅつを見てそれからだんだん土性を調しらべながら小船渡こぶなと北上きたかみきしへ行った。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)