“どくしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
読書80.0%
毒性20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親友しんゆう送出おくりだして、アンドレイ、エヒミチはまた読書どくしょはじめるのであった。よるしずかなんおともせぬ。ときとどまって院長いんちょうとも書物しょもつうえ途絶とだえてしまったかのよう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
主人は読書どくしょにあいて庭に運動した。秋草もまったくちつくして、わずかにけいとうと野菊のぎくの花がのこっているばかりである。主人はねっした頭を冷気れいきにさらしてしばらくたたずんでおった。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「殺生な。そんな毒性どくしょな物の言い方する奴あるか。——ほんまはな、夕刊でなこの鼻の穴の紙を……」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)