“とりな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取做53.4%
執成43.1%
取成1.7%
調停1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとも私がお父さんに悪く取做とりなしでもして居や為ないかと、貴方あんたが腹でもたてゝいやアしないかと、そればっかり心配して居やしたよ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
番頭久八は大いに驚き主人五兵衞へ段々だん/\詫言わびごとに及び千太郎には厚く異見いけんを加へ彼方あち此方こち執成とりなしければ五兵衞も漸々やう/\いかりを治め此後を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お前様といふものある清さんとこのやうな身持の私が、すなほに彼此かれこれ申し候とも願のかなふはずなければ、何事も三谷さんの酒の上から出たたわぶれのやうに取成とりなし、一しよにさへ寝たならば
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
営業所長が力を尽して調停とりなしてくれてやっと無事に済んだということであった。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)