“とりそろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取揃92.3%
前揃7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いそいで御頼申升よ御藥取に𢌞らねばとかけ行に、女房も無言で塵除ちりよけはづして金紋の車念入に拂、あづかりの前掛てうちん取揃とりそろえれば亭主の仕度も出來ぬ
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
さてまた文右衞門の女房は勝手かつてにて番茶ばんちやを入れ朶菓子だぐわしなどを取揃とりそろへて持出もちいでたるに長八は大橋が義氣ぎきの強きを彌々感じ心中に成程なるほどかくまで零落れいらくなしても武士の道を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞て段右衞門は是をみる幸手宿さつてじゆくの三五郎なりしかば是はめづらしやまづ此方こなたへとて奧の座敷へ通し女房お勇にも我等が浪人らうにん致し居し頃種々いろ/\世話に成し人なりといつはさけ肴等さかなとう前揃とりそろへて三五郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)