“とくだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
徳田100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その天麩羅屋てんぷらやの、しかも蛤鍋はまなべ三錢さんせんふのをねらつて、小栗をぐり柳川やながは徳田とくだわたし……宙外君ちうぐわいくんくははつて、大擧たいきよして押上おしあがつた、春寒はるさむ午後ごごである。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わが国で地球物理の問題に関係して藤原ふじわら博士や徳田とくだ博士の行なわれたいろいろの実験はこの意味においてきわめて興味の深い有益なものである。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
もりにかけとはかぎらない。たとへば、小栗をぐりがあたりいもをすゝり、柳川やながはがはしらをつまみ、徳田とくだがあんかけをべる。おしやくなきがゆゑに、あへ世間せけんうらまない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)