“てなべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
手鍋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……あの戸口には、羽衣を奪われた素裸の天女が、手鍋てなべを提げて、その男のために苦労しそうにさえ思われた。
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手鍋てなべぐる意氣いきげきして、所帶しよたい稽古けいこ白魚しらうをめざしつくなりしかすがいぢらしとて、ぬきとむるはなるをよ。いといろも、こぼれかゝる袖口そでくちも、篝火かゞりびたるかな。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
浜で手鍋てなべの時なんかは、調子に乗って
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)