“てづかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
手掴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜中に月があかるい時、寺の門を叩いたこともあったそうだし、人の庖厨くりやへ忍び込んで、なべおおきいのと飯櫃めしびつを大屋根へ持って、あがって、手掴てづかみで食べたこともあったそうだし
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
生豆腐なまどうふ手掴てづかみに比べては、勿体もったいない御料理と思った。それにくれるのがやさしげなお婆さん。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手掴てづかみべたこともあつたさうだし、ひら/\とあをいなかからあかきれのこぼれてる、うつくしいとりたもと引張ひつぱつて、はるかにえるやまゆびさして気絶きぜつさしたこともあつたさうなり
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)