“ついたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
対丈66.7%
突丈16.7%
等身16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと蓮葉はすはに、ものを言つて、夫人はすつと立つて、対丈ついたけに、黒人くろんぼ西瓜すいかを避けつゝ、鸚鵡のかごをコト/\と音信おとずれた。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
不可いけない、不可い、なお目立つ。貴女、失礼ですが、裾を端折はしょって、そう、不可いかんな。長襦袢ながじゅばん突丈ついたけじゃ、やっぱり清元の出語でがたりがありそうだ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お勢は黄八丈の一ツ小袖に藍鼠金入繻珍あいねずみきんいりしゅちんの丸帯、勿論もちろん下にはおさだまりの緋縮緬ひぢりめん等身ついたけ襦袢、此奴こいつも金糸で縫のッた水浅黄みずあさぎ縮緬の半襟をかけた奴で、帯上はアレハ時色ときいろ縮緬
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)