“ぢむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
地蟲66.7%
蠐螬33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親仁に返してやつて下さい。親仁は地蟲（ぢむし）のやうなもので、土がなくちや生きて行けない人間です
銭形平次捕物控：121 土への愛著 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
淺い地蟲（ぢむし）の亡（な）き骸（がら）に
太陽の子 (旧字旧仮名) ／ 福士幸次郎(著)
御者（ぎょしゃ）は懶惰（ぶしゃう）な婢（はしため）の指頭（ゆびさき）から發掘（ほじりだ）す彼（か）の圓蟲（まるむし）といふ奴（やつ）の半分（はんぶん）がたも無（な）い鼠裝束（ねずみしゃうぞく）の小（ちひ）さい羽蟲（はむし）、車體（しゃたい）は榛（はしばみ）の實（み）の殼（から）、それをば太古（おほむかし）から妖精（すだま）の車工（くるまし）と定（きま）ってゐる栗鼠（りす）と蠐螬（ぢむし）とが製（つく）りをった。
ロミオとヂュリエット：03 ロミオとヂュリエット (旧字旧仮名) ／ ウィリアム・シェークスピア(著)