“ちゆうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中心87.5%
衷心12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ孤独よ! 彼は自ら求めて社会の外を歩みながらも、中心ちゆうしん実に孤独の感に堪えなかつた。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
わたし何處どこ地球ちきう中心ちゆうしんぢかくへなければならない。オヤ、どうも四千マイルりたらしいよ—』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
自分の衷心ちゆうしんの苦しい思ひなどを頻りに吹聽したりする良吉は、誰れにもして眞心から聽いて呉れる筈の母親に宛てゝ、心の中を打ち明けることが出來なかつた。
母と子 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)