“ただい”の漢字の書き方と例文
語句割合
多大100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分になんらの悪気わるぎはなかったものの、妻が自分にとつぐについては自分に多大ただいのぞみをしょくしてきたことは承知しょうちしていたのだ。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
ちょうどそのとき、ラジオのニュースで、きょうも荒鷲あらわしてきの○○飛行場ひこうじょう猛爆もうばくして多大ただい戦果せんかおさめたことをほうじた。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
わたくしとしては内心ないしん多大ただい不安ふあんかんじながら、そうおこたえするよりほか詮術せんすべがないのでございました。
糟谷かすやは三十になったばかり、若手わかて高等官こうとうかんとして、周囲しゅういから多大ただい希望きぼうせられていた。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)