“そもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素問57.1%
蘇門42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成善しげよしは七歳で、はじめて矢の倉の多紀安琢たきあんたくもとに通って、『素問そもん』の講義を聞いた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
素問そもん靈樞れいすうでもむやうな醫者いしやさがしてめてゐたのではなく、近所きんじよんでゐてぶのに面倒めんだうのない醫者いしやかつてゐたのだから、ろくなくすりませてもらふことが出來できなかつたのである。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
この社殿を今見る形に改めた造営者であり木曾福島の名君としても知られた山村蘇門そもんの寄進にかかる記念の額でも、例の二つの天狗てんぐの面でも、ことに口は耳まで裂け延びた鼻は獣のそれのようで
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)