“そうぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宗祇63.6%
葬儀22.7%
宗儀4.5%
曹嶷4.5%
諍議4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素性の明らかでない連歌師宗祇そうぎであるが、こうした東常縁の目の動き方といい、宗祇の世なれた商売人気質かたぎといい、これもすべて公家の間のものではない。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
そしてふみ子の死体は、別荘の方で葬儀そうぎ万端ばんたんを扱うこととし、カフェ・ネオンはいつものように昼間から、桃色の薄暗い電灯がともっていたのである。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
雑誡ざっかい三十八章、学箴がくしん九首、家人箴かじんしん十五首、宗儀そうぎ九首等を読めば、希直きちょくの学をすや空言を排し、実践を尊み、体験心証して、而して聖賢の域にいたらんとするを看取すべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
西晋せいしん永嘉えいか五年、張栄ちょうえい高平こうへい巡邏主じゅんらしゅとなっていた時に、曹嶷そうぎという賊が乱を起して、近所の地方をあらし廻るので、張は各村の住民に命じて、一種の自警団を組織し
是は名聞みょうもんのための法会である、名聞のためにすることは魔縁である、と思いついたので、遂に願主とむしりあい的諍議そうぎを仕出してしまって、折角の法会を滅茶滅茶にして帰った。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)