“ぜんかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
全快50.0%
前回33.3%
全壊16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、蛾次郎は、蒲団のなかにねてこそいるが、もうあらかたご全快ぜんかいのていとみえて、宮内の顔をみるやいな、ムックリとそこへ起きあがった。そして
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前回ぜんかい竜宮行りゅうぐうゆきのおはなしなんとなく自分じぶんにも気乗きのりがいたしましたが、今度こんどはドーも億劫おっくうで、おくれがして、ろうことなら御免ごめんこうむりたいようにかんじられてなりませぬ。
怪物は、階段をあがると、例の全壊ぜんかいに近い大広間の壁の大穴をくぐって、外にでていった。そしてどんどんと早足になって、山道を下の方へとぶように行ってしまった。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)