全快ぜんかい)” の例文
殿下には、なにかがあまりはっきりお目に入るのが、ご病気だということにしょうちいたしておりますが、もうそれならばとうにご全快ぜんかいです。
だが、蛾次郎は、蒲団のなかにねてこそいるが、もうあらかたご全快ぜんかいのていとみえて、宮内の顔をみるやいな、ムックリとそこへ起きあがった。そして
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『もう全快ぜんかいしてもいいでしょう。』とハバトフはあくびをしながらことばえる
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)