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せきいん
銅印が一つ、
石印が
二つ
三つ、ペン皿に代へた竹の
茶箕、その中の万年筆、それから
玉の
文鎮を置いた
一綴りの原稿用紙——机の上にはこの
外に
老眼鏡が載せてある事も珍しくない。
(
半ば古玩たるにもせよ。)唯近人の作品中、「
越哉」及び「
鳳鳴岐山」と刻せる
浜村蔵六の
石印のみは
聊か他に示すに足る古玩たるに近からん
乎。わが
家の古玩に乏しきは正に
上に
記せるが如し。
文「馬鹿云え、
下り
飴じゃアあるまいし、これは天地
積陰温かなる時は雨ふり寒なる時は雪と成る、陰陽
凝て雪となるものだわ、それに草木の花は
五片雪の花は
六片だから
六の花というわさ」