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せうしつ
そしてそれが
朽敗または
燒失すれば、また
直にこれを
再造した。が、
伐れども
盡きぬ
自然の
富は、
終に
國民をし、
木材以外の
材料を
用ふるの
機會を
得ざらしめた。
調べしと申付るに三年以前に
隣家より
出火致し古帳は殘らず
燒失致し候と云故少も手懸り
無れば次右衞門三五郎は三藏に
向ひ和歌山に西家村と云處
有やと云へば是より一里許り
在に候と答へけるにぞ寺社奉行へ達し西家村の
神職伊勢同人妻菊同道にて東の本陣へ
罷り出べき
旨差紙を