“せいおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セイオウ
語句割合
斉王75.0%
成王25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし淳于髠じゅんうこん斉王せいおうの命をうけて、楚国に使いし、その途中、楚王そおうに贈る鵞鳥がちょうを焼いて食べてしまいながら、空籠を奉じて楚王にまみえ、詭弁きべんをふるってかえって王をよろこばせ
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
子寧しねい手をもて舌血ぜっけつを探り、地上に、成王せいおう安在いずくにあるの四字を大書たいしょす。帝ますます怒りて之を磔殺たくさつし、宗族そうぞく棄市きしせらるゝ者、一百五十一人なり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
嗚呼、正学先生せいがくせんせい、こゝにおいて、成王せいおういずくにりやと論じ、こゝに於て筆を地になげうってこくす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
祖訓にわく、ちょうに正臣無く、内に奸逆かんぎゃくあれば、必ず兵を挙げて誅討ちゅうとうし、もって君側の悪を清めよと。こゝになんじ将士を率いて之を誅せんとす。罪人既に得ば、周公の成王せいおうたすくるにのっとらん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)