“すみとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炭取41.7%
炭斗33.3%
炭籠16.7%
烏府8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炭取すみとりをさしいだしてれは中皿ちうざらもゝつた姿すがた、これはわたし蕩樂だうらくさとおくさますみつぎにかゝられぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
純一が炭斗すみとりを引き寄せて炭をついでいる間に、大村は便所に立った。その跡で純一の目は、急に青い鳥の脚本の上に注がれた。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「それゃそうだけど能く頼めば親方だって五円位貸してくれそうなものだ。これを御覧」とお源は空虚からっぽ炭籠すみとりを見せて「炭だってこれだろう。今夜お米を買ったら幾干いくらも残りや仕ない。……」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
主税はたまりかねて、ばりばりと烏府すみとりの中を突崩した。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)