“すておか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捨置33.3%
棄措33.3%
棄置33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手に掛けたれば相當さうたう御處分ごしよぶん下されかしと委細ゐさい訴状そじやうしたゝめつゝ自首じしゆして出しに忠相ぬし捨置すておかれぬ事共なりと先親子をばめ置き音羽の方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やぶりし者なれば捨置すておかれずとて既に兩人共一命にも關はる處ををつと文右衞門がなさけに依て兩人が命をたすけんと二十兩の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
浅ましとは思へど、ひて去らしむべきにあらず、又門口かどぐちに居たりとて人を騒がすにもあらねば、とにもかくにも手を着けかねて棄措すておかるるなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
道楽をして棄置すておかれん、親に苦労をかけてたまらんから殺しましたと云って尋常に八州へ名告なのって出なさい、なれども一人の子をわたくしに殺すのは悪い事じゃから髪の毛を切って役所へ持ってけば
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)