“すぎゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
過行100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身体からだ黒く足赤きが眼前をよぎり候あと、またひらひらと群集左右より寄せ合うて、両側に別れたる路をふさぎ候時、その過行すぎゆきしかた打眺うちながめ候へば、の怪物の全体は
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
今日けふ今日けふはとおもちながら、なほ其事そのことおよばずして過行すぎゆく、年立としたちかへるあしたより、まつうちぎなばとおもひ、まつとりつれば十五にちばかりのほどにはとおもふ、二十日はつかぎて一げつむなしく
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)