“じんぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腎臓65.4%
人造15.4%
仁蔵3.8%
任三3.8%
塵像3.8%
塵蔵3.8%
甚藏3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛の肝臓かんぞうもケンネあぶらに包まれている腎臓じんぞうも心臓も胃袋も料理法次第で結構に戴けますから安直なお料理は沢山出来ます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
宇宙線という恐ろしい放射線が発見されてから、まだいくばくもたないが、人間は恐ろしい生物だ、はや人造じんぞう宇宙線というものを作ることに成功した。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
諸君、今日は成瀬なるせ仁蔵じんぞう〕君より諸君に向って何か一言述べる様にという事でありました。実は私は教育家でない。
国民教育の複本位 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
植物学教室には、松村任三じんぞう・矢田部良吉・大久保三郎の三人の先生がいた。この先生等は四国の山奥からえらく植物に熱心な男が出て来たというわけで、非常に私を歓迎してくれた。
これと密接な関係のあるものは、クントの塵像じんぞうである。これに関する周知のケーニヒの説明の不十分なことはだれしも同感であったらしい。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
旁〻かたがた、こういう神品を私人の塵蔵じんぞうにまかせておきましては、折角の名作もその光を放たず、また何時なんどき不慮の事がないとも限りませぬ故、手に戻ったのを幸いに
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
是は土手下の甚藏じんぞうと云う悪漢わるもの、只今小博奕こばくちをして居る処へ突然いきなり手が這入り、其処そこくゞり抜けたが、烈しく追手おってが掛りますから、用水の中を潜り抜けてボサッカの中へ小さくなって居る処へ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)