“じょじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
序次50.0%
女児25.0%
助字25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成就せしめんとする大檀那おおだんなは天下一人もなく数年来鬱積うっせき沈滞せるもの頃日けいじつようやく出口を得たることとて前後ぜんご錯雑さくざつ序次じょじりんなく大言たいげん疾呼しっこ我ながら狂せるかと存候ほどの次第に御座候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
著者が校正を見る間に、彼は四歳の女児じょじの遊び相手になったり、根が農家の出身だけに、時には鍬取くわとりもしてくれた。ルビ振りを手伝えと云うたら、頭をいて尻ごみした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
余は上ろうか上るまいかと踟蹰ちちゅうしたが、つい女児じょじと犬を下に残して片手てすりを握りつゝ酒樽のこもを敷いた楷梯はしごを上った。北へ、折れて西へ、折れて南へ、三じゅうの楷梯を上って漸く頂上に達した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
一字の助字じょじ「や」と「も」とがどう間違ひたりとて句の価にいくばくの差をも生ずる者にあらず、そんな出過ぎた考を起さうよりも先づ大体の趣向に今少し骨を折るべし。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)