“じゅらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聚楽41.5%
入洛34.1%
聚落22.0%
壽樂2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉は聚楽じゅらくに行幸を仰いで自ら盛儀に泣いていたが、自分の威厳をそれによって感じると同時に、宇宙の神をそこに見ていた。
堕落論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
なによりは、末はともあれ、将軍家を立てておき、そして、入洛じゅらくの第一に、皇居の修築をなされた。それも思いきって、大規模になされた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弾崎はじきざきの燈台から西は、浪打ち際までが多くは草の原で、遠く近く咲く花にはとりわけて珍しいものもないが、いずれも自然の聚落じゅらくをなして、この郊外の秋の野のごとく入乱れてはいなかった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ごくあたまだった処の福吉ふくきち、おかね、小芳こよし雛吉ひなきち延吉のぶきち小玉こたま、小さん、などという皆其の頃の有名の女ばかり、鳥羽屋五蝶とばやごちょう壽樂じゅらくと申します幇間たいこもちが二人、れは一寸ちょっと荻江節おぎえぶしもやります。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)