“しゅうらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聚落83.3%
聚楽16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三日に一度、往復四里の道を歩いて初繩はつなわ聚落しゅうらくまで食糧の買出しに出かけなければならない。バスに乗って別所まで出かけることもある。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「町中を出離れてから、またこんな広い馬場だの空地だのを通って、その彼方に忽然こつねんと、あんな灯の聚落しゅうらくが現れるのもおもしろいでしょう」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、これから新開地の聚楽しゅうらく館の屋上にあるスケート場へ行くのだと云って、あなたもお暇なら是非いらっしゃいとしきりに誘った。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
中央線沿線は文士族の群生聚楽しゅうらく地帯で、僕は行ったことがないが、ピノチオなどゝいう文士御専用の喫茶室があったことなど、十何年前から耳にしている。
西荻随筆 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)