“しょせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
書生69.0%
所生10.3%
庶政6.9%
処世6.9%
処生3.4%
諸生3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔、支那シナある田舎に書生しょせいが一人住んでいました。何しろ支那のことですから、桃の花の咲いた窓の下に本ばかり読んでいたのでしょう。
女仙 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その女在子ざいしは早く後鳥羽の女御となり、所生しょせいの皇子はその頃の今上きんじょう、即ち土御門天皇であらせられたから、その勢力は摂政関白に対抗するものだったことは前に説明した通りで、したがって
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
信長の死後は、たとえ一時でも、柴田、丹羽、羽柴、池田の四人して、京都の庶政しょせいも分担したほどだった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
処世しょせい上つねに不安に襲われつつある階級の人に多く見るべきことではあるまいか。
去年 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
源三郎には、武士の一生のための処生しょせいの歌三首を書きのこした。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先に立ちたるは、かち色のかみのそそけたるをいとはず、幅広き襟飾えりかざりななめに結びたるさま、が目にも、ところの美術諸生しょせいと見ゆるなるべし。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)