庶政しょせい)” の例文
柴田、羽柴、丹羽、池田の四家がその任にあたり、各自、家中から役人を派して、洛中の庶政しょせいを合議裁決せしめる。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長の死後は、たとえ一時でも、柴田、丹羽、羽柴、池田の四人して、京都の庶政しょせいも分担したほどだった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここの京都政治所まつりごとどころ閣臣かくしんは、柴田、丹羽、池田、羽柴の四人がひとしく庶政しょせいさいすることになっていて、決して、秀吉のみの中央舞台ではあり得ないのであるが、柴田は遠く越前にあって
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長浜を撤去てっきょし、家族を姫路に移し、八月、宝寺城の工を起し——この間、京都政治所と山崎とのあいだを隔日に往来しつつ、あした禁闕きんけつに伏し、昼に市井を巡察し、夕べに庶政しょせいを見、答使とうしを発し
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)