“しゆくぢう”の漢字の書き方と例文
語句割合
宿中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左樣でございますか、——その御災難の中へ、こんな事を申上げるのは變でございますが、今日は急に御本陣へお行列が入つて、宿中しゆくぢう一パイになつてしまひました。
衣服きものおびめて、やがてしり端折はしをらうところ、ふとはしうへると、堅氣かたぎおほいが、賣女屋ばいぢよやのあるちひさな宿やどなんとなく自墮落じだらくふうまるとえて、宿中しゆくぢういづれも朝寢あさねらしい。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)