“しゃぜつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シャゼツ
語句割合
謝絶66.7%
遮絶33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生、諭吉に序文じょぶんめいず。諭吉は年来ねんらい他人の書にじょするをこのまずして一切そのもとめ謝絶しゃぜつするの例なれども、諭吉の先生における一身上しんじょう関係かんけいあさからずして旧恩きゅうおんの忘るべからざるものあり。
保吉 いや、ただ夫は達雄の来た時に冷かに訪問を謝絶しゃぜつするのです。達雄は黙然もくねんくちびるを噛んだまま、ピアノばかり見つめている。妙子は戸の外にたたずんだなりじっと忍び泣きをこらえている。
或恋愛小説 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのために外界と遮絶しゃぜつして、全く一人きりになっていられるような隠れ場所を捜しあぐねていたリルケは、遂に伊太利イタリアとの国境にもはや近いヴァレェ州にやって来て、その何処どこかプロヴァンスや
雉子日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)