“しすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泗水25.0%
思水12.5%
止水12.5%
死水12.5%
汜水12.5%
試錐12.5%
酒々井12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この下邳かひの陥ちないのは、泗水しすい沂水ぎすいの地の利あるゆえですが、その二水の流れを、味方に利用せば、敵はたちまち破れ去ること疑いもありません」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕のる範囲では、野村胡堂こどう氏、三津木春影みつぎしゅんえい氏、松山思水しすい氏などが、少数の科学小説またはそれらしいものを書いた。
『地球盗難』の作者の言葉 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大づかみな見越みこしを試みるならば、舟はもと内地の小さな止水しすいの上で、発明せられたものであったとしても、是が大陸の沿海地方にまで、移し用いられるようになるのは容易でありまた自然である。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一向ひたぶるしんを労し、思を費して、日夜これをのぶるにいとまあらぬ貫一は、肉痩にくやせ、骨立ち、色疲れて、宛然さながら死水しすいなどのやうに沈鬱しをはんぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「——次いで、直ちに我軍は、北上の途にのぼるであろう。誰か先陣を承って、汜水関しすいかん(河北省・汜水しすい)の関門を攻めやぶる者はないか」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……ところで、こんど、東京で電気試錐しすい機というやつを仕入れて来ましたから、こいつでなら、必ずいい成績をあげることができると思うんです。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
下総の酒々井しすい大和田というあたりでも、よほど広い区域にわたって、もとは一箇所も天満宮を祀っていませんでした。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)