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しかみづら
ふりがな文庫
“しかみづら”の漢字の書き方と例文
語句
割合
獅噛面
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
獅噛面
(逆引き)
室内
(
しつない
)
一面
(
いちめん
)
濛々
(
もう/\
)
とした
上
(
うへ
)
へ、あくどい
黄味
(
きみ
)
を
帶
(
お
)
びたのが、
生暖
(
なまぬる
)
い
瀬
(
せ
)
を
造
(
つく
)
つて、むく/\
泡
(
あわ
)
を
吹
(
ふ
)
くやうに、……
獅噛面
(
しかみづら
)
で
切齒
(
くひしば
)
つた
窓々
(
まど/\
)
の、
隙間
(
すきま
)
と
云
(
い
)
ふ
隙間
(
すきま
)
、
天井
(
てんじやう
)
、
廂合
(
ひあはひ
)
から
流込
(
ながれこ
)
む。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
……
芳
(
かんば
)
しい落葉の香のする日の影を、まともに吸って、くしゃみが出そうなのを
獅噛面
(
しかみづら
)
で
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
獅噛面
(
しかみづら
)
を後へ
引込
(
ひっこ
)
めて目を据える。
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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