“さんざし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山査子52.9%
山楂子17.6%
山櫨11.8%
山楂8.8%
山樝子2.9%
山櫨子2.9%
山𣠽2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山査子さんざしの枝が揺れて、ざわざわと葉摺はずれの音、それが宛然さながらひそめきたって物を云っているよう。
一萬八千坪の御藥園の中、茯苓ふくりやう肉桂にくけい枳殼きこく山査子さんざし呉茱萸ごしゆゆ川芎せんきう知母ちぼ
彼が村から出ると、道の曲がり角に、山楂子さんざしまがきの根元の斜面に、盲目娘のすわってるのが見えた。
白樺、白楊はくやう、楡、山楂子さんざしかしなどの木が、やつと芽を吹いたばかりである。
そして、今はなくなってしまったその野原には、喬木が繁り、野生の草花が生え、山櫨さんざしが花を開いていた。
そして裸になつた山櫨さんざしはしばみの藪も、まるで道路の中央に敷いてある白いり減らした石のやうにじつと身動きもしないのであつた。
高地の周囲には、イギリス軍はここかしこに生籬いけがきを切り倒し、山楂さんざしの間に砲眼をこしらえ、木の枝の間に砲口を差し入れ、荊棘いばらのうちに銃眼をあけていた。
山楂さんざしの香気が天の星座には無用だと断言し得る思想家はあるまい。
湯崗子氷は厚し我が買ひて赤き山樝子さんざしをかきかじりつつ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
山𣠽さんざしの中に駒鳥こまどりの鳴く」のを聞くのが昔は一番楽しみだったと、彼女はよく言っていた。