“さわら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
46.9%
37.5%
早良6.3%
花柏6.3%
佐原3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何処も彼処もぴかぴかと黒く光るなかへこればかりは新らしく容れられた縁の部厚なさわらの風呂桶の生々しい肌の色が、白くほっかりと浮んで見えた。
かやの生立 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「俺のところだって、この頃は鮎のフライがある。それにさわらは今しゅんだな。コールドビーフが食べたいな。おい。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
ゴマメ 筑前早良さわら郡などで、黒豆のことをゴマメというのは、大豆を摺りつぶしたのをゴということと関係があるらしい。すなわち特にゴとして食うに適した豆の意か。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
臺灣たいわん阿里山ありさんにもすばらしい巨木きよぼくがあります。阿里山ありさん神木しんぼくととなへられる臺灣たいわん花柏さわら紅檜べにひ)は、地上ちじよう五尺ごしやくたかさのみきのまはりが六十五尺ろくじゆうごしやくたか二十五間にじゆうごけん樹齡じゆれい二千年にせんねんといはれてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
……運よく、北浦きたうら佐原さわらあたりでとっつかまえたといたしましても、こちらへ帰りつきますのは、早く行って明日の夜あけ。お仮屋前でお出迎いするのが、やっとというところ
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)