“さいせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サイセイ
語句割合
済世37.5%
再生31.3%
犀星12.5%
塞西6.3%
済生6.3%
細精6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でなければ見事きわまる賢哲保身だ。それを粉飾せんが為の高踏廻避と、それを糊塗ことせんが為の詩禅一致だ。済世さいせい気魄きはくなど薬にしたくもない。俺は夢厳和尚の痛罵つうばを思いだす。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
「どうも近頃のタイヤは、弱くて不愉快だ。なにしろ再生さいせいゴムだからな」
彼の今日までの仕事の最後は、犀星さいせいたち高名な詩人の豪華な全詩集本であった。
日めくり (新字新仮名) / 壺井栄(著)
みんの世を治むる、わずかに三十一年、げんえいなおいまだ滅びず、中国に在るもの無しといえども、漠北ばくほくに、塞西さいせいに、辺南へんなんに、元の同種の広大の地域を有して蹯踞ばんきょするもの存し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「出来ないはずないでしょ。済生さいせい学舎(医学校)だって、早くっから、女を入れたのでしょ。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
この頃根岸倶楽部クラブより出版せられたる根岸の地図は大槻おおつき博士の製作にかかり、地理の細精さいせいに考証の確実なるのみならずわれら根岸人に取りてはいと面白く趣ある者なり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)