“さいしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彩色87.8%
才識7.3%
祭式4.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば北斎が彩色さいしき板画の手腕を見んと欲すれば富嶽三十六景、諸国滝巡り、名橋奇覧、詩歌写真鏡しいかしゃしんきょうの如き錦絵を採らざるべからず。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
若くして、禅味をふくみ、才識さいしきのひらめき、三りゃく学胆がくたん、すでに彼は、名将のうつわと、一般から見られていたが——こんな事にもびくともおどろかずにいられるほどな偶像的人格ではない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むかしより此毘沙門堂に於て毎年正月三日の夜にかぎりて堂押だうおしといふ事あり、あへて祭式さいしき礼格れいかくとするにはあらねど、むかしより有来ありきたりたる神事じんじなり。