“こやみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小止62.5%
小歇37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はがれしかば天も漸々やう/\受納じゆなふ有てや是よりあめふり出して三日三晩小止こやみなく因て草木もみどりの色を生ぜしとかや趙氏が妻とお菊が孝心は和漢一つゐ美談びだんいつつべし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其中そのうちには雨は小止こやみになつたと思ふと、喇叭のが遠くに響く。首を出して見ると斜に糸の如く降る雨を突いて一輛の馬車が馳せて来る。余は此馬車に乗込んで再び先の停車場へと、三浦屋を立つた。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ドシ/\雨の降ってる最中に可愛い情夫おとこを出してやるは、何うも人情仕悪しにくいものでございますんで、お若さんは頻りに止めますから、伊之助もそれではと小歇こやみになるまで見合すことにいたし