“こくり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コクリ
語句割合
酷吏30.0%
狐狗狸20.0%
告理10.0%
国裡10.0%
穀里10.0%
高句麗10.0%
黒驪10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
硬骨漢こうこつかん汲黯きゅうあんが退いた後は、帝を取巻くものは、佞臣ねいしんにあらずんば酷吏こくりであった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
コクリが狐狗狸こくりと書くは当字で、右に左に傾くからコクリと呼ぶと云う者があり、又米国がえりの益田ぼうが、天理を告ぐ器であると云って『告理こくり』の文字を用いたので
狐狗狸の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
コクリが狐狗狸こくりと書くは当字で、右に左に傾くからコクリと呼ぶと云う者があり、又米国がえりの益田ぼうが、天理を告ぐ器であると云って『告理こくり』の文字を用いたので
狐狗狸の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
摩訶まか般若波羅蜜多は、諸仏の母なり。四句の等を受持し、読誦どくじゅすれば、福寿を得ること思量すべからず。之を以て、天子念ずれば、兵革、災難、国裡こくりに入らず。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「先生は決して自分のことは話さない方だから」と半太夫は云った、「私の聞いたところでは、馬場穀里こくりの門下で、鍛冶橋の宇田川榕庵ようあんは先生の後輩だということだ」
そもそも独楽にもいろいろござります、古くは狛江こまえ高句麗こくりゴマ、しまからわたった貝独楽べいごまも、五しきにまわる天竺独楽てんじくごまも、みんな渡来とらいでございます。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「悪魔の変化へんげ自在じざいなる、法律家となり、昆侖奴こんろんぬとなり、黒驪こくりとなり、僧人となり、となり、猫となり、兎となり、或は馬車の車輪となる」